筋力はすでに落ち始めている!?
整形外科で働いていて、多くの患者さんに出会ってきました。
その中で感じていたこと。それは・・
筋力はあるに越したことはない!!
整形外科で長年勤務してきましたが、筋力はないよりもあるに越したことはない!
そう感じています。
患者さんからも、「筋力が落ちたと思うんです。」なんて言葉もしばしば。
では、何歳から筋力は落ち始めているのでしょうか?
50歳から?60歳から?70歳から?
それとも運動をしたら筋力は落ちない!?
今回は、筋力が落ち始めるのはいつからなのかを解説していきます。
筋力は40〜50歳で落ち始めている
なんと、筋力は40〜50歳で低下し始めると言われています。
どのくらい落ちていくのかというと、一般的に20代から70代までに筋肉(厳密には骨格筋)の面積は25〜30%、筋力は30〜40%減少すると言われています。
50歳以降は毎年1〜2%筋肉量は減少していくとされています。
筋肉が減るってどういうこと?
筋肉は分解と合成を繰り返している
分解?合成?少し難しい言葉が出てきましたね。
筋肉はタンパク質で出来ています。
私たちの体の中では、この筋タンパクが作られたり、壊されたりしています。
合成が進むと
たんぱく質は増える=筋肥大が起こります。
大工さんを想像してみてください。
体の中でせっせとお家(筋肉)を作っています。
分解が進むと
たんぱく質は減る=筋量は減少してしまいます。
お家(筋肉)を壊している状態です。
年齢による変化
この合成と分解が釣り合うこと筋肉の量は維持されます。
合成が分解よりも進むと筋肉が増え、逆に、分解が合成よりも進むと筋肉は減ることになります。
加齢(歳を加えること)とともに、合成<分解の関係になるため、
若年者と同じ生活をしていても、筋量は減っていきます
筋力を減らさないためにすること
それは、運動!!
運動にもいろいろな種類や強度があるので、別記事でご紹介していきますね。
まとめ
筋力は40〜50歳代から落ち始めます。
それまでの間にたくさん『貯筋』をしておきましょう♩